新築やリフォームの際にインターホンを選ぶ基準はありますか?
この程度の基準で選んでいるとしたら、それは「もったいない」です。
今のインターホンは「玄関から呼び出すだけ」の装置ではありません。
この様に、様々な事ができるって事をご存知ですか?
せっかく購入するインターホンです。出来る事を理解した上で選択しましょう!
ねぇしょーん、インターホンで鍵の解錠や監視カメラってどういう事?
少し前では考えられない事ができるよね
利用シーン何かを考えながら説明するよ
ちなみに商品のラインナップはこんな感じ
こんなにあると、どれを選べば良いか分かんない・・・
できる事や選び方を見ていこう
インターホン(テレビドアホン)とは
インターホンとは玄関で呼び鈴を押し、来客が分かるものです。
今までのインターホンで出来たことは順番に
- ただ呼び鈴を鳴らすもの
- 玄関と屋内で通話できるもの
- 来客者が誰かカメラで確認できるもの
こうして進化してきたインターホン(ドアホン)ですが、現在は更に進化しています。
次では今のインターホンはどの様な事ができるのかについて見てみましょう。
インターホンでできる事
インターホンは来客が分かって、その対応ができればいいんじゃ?
冒頭でも言ってたけど、今は+αで出来る事がすごいんだ
代表的な機能を紹介するよ
主に4つの機能を紹介していきます。
これらの機能は生活の質を向上してくれる事間違いなしです。
玄関扉の鍵を施錠・開錠する
インターホンが鳴り、子どもが学校から帰ってきた時や親族が訪ねてきた時など
鍵を開けるためだけに玄関に行く事ってありませんか?
そんな時に便利なのが電気錠です。
ドアホンのモニターで玄関の鍵を開けれるって事?
そうだよ。わざわざ玄関に行って解錠する必要がないんだ
玄関の扉って、今使ってるので大丈夫?
玄関扉は「電気錠対応」したものじゃないといけないんだよ
非常に便利な電気錠ですが、これには「玄関扉が電気錠対応」である事が必須です。
新築・リフォームでは見積段階でハウスメーカーに希望を伝えましょう。
既存住宅に対応させるには、簡易リフォーム程度の工事が必要となります。
監視カメラで家の周囲を録画する
監視カメラってなに?玄関子機がカメラ代わりって事?
それもできるけど、別にカメラを設置して
監視カメラとしての運用が可能だよ
カメラは「有線」モデルと「無線」モデルがあります。
新築時やリフォーム時であれば「有線」モデルを設置すると通信環境が良く安心です。
記録データはドアホン内のSDカードに保存されます。
基本的には24時間録画では「モーションセンサー録画」となります。
カメラの画角内に動くもの(人や動物等)を感知すると記録を開始します。
スマホで外出先から来客対応
外出先で来客が分かっても家に居ないんだから意味ないよね?
例えば郵便物だったら「置き配して」って言えるよね
郵便屋さんへの対応だけにお金掛けるのはもったいないよ
外出時に子どもが帰ってきちゃった!って場合にスマホで家の鍵を解錠できるよ
外出先ではスマホに通知が来るようになります。
「だから何?」って思うかもしれませんが、これが結構便利です。
- 郵便物は置き配にして貰うように伝える
- 子どもや家族が来たから鍵を開ける(鍵を渡す必要が無い)
- 来客者と会話ができる
- NHK対応は無視する(一例)
この様に、スマホを利用して会話もできるし機器操作(電気錠や監視カメラ確認)ができます。
監視カメラの通知もスマホに出すようにしておけば、不審者が映った時点で通知がくるので出先からでも家を見守ることができます。
寝室や書斎で来客対応したい
ワイヤレスモニター子機(写真右側)付き製品は、家中どこでも持っていけます。
家じゅうどこでも来客応対が可能で親機と子機の間の面倒な配線工事も不要。
置き場所を選びません。
これなら寝室とか書斎に置いておくの便利そうだね
1階はドアホンで対応して、2階はワイヤレス子機とか便利だよね
インターホンの選び方
インターホンの機能は分かったけど、どれを選べばいいんだ!って思いますよね。
仮にハイエンドモデルを購入しても接続できる機器が無ければもったいないです。
ポイントごとにおすすめの機種をご紹介します。
マンション・アパート
マンションやアパートであれば、電気錠は難しいしカメラも基本的には不要です。
屋内用のペットカメラが欲しいのであれば一考の余地がありますが、現在はスマートスピーカーなどでも簡単に代用がききます。
来客者がはっきりと分かる様に5型モニターは欲しい所ですが、逆にそれ以外の機能は不要です。
平屋住宅
最近流行りの平屋住宅ですが、こちらは各部屋からのアクセスが良い利点があります。
つまりワイヤレス子機(持ち運びに便利)があまりメリットとなりません。
電気錠はこれからご紹介するモデルにはすべて対応しているので、選択基準は「外でもドアホン」が必要か否かです。
夫婦共働きで子どもの帰宅時に外から施錠解錠したい場合や、郵便物の置き配をお願いしたい場合ですね。
外でもドアホンが必要な場合
上記に加えて、防犯カメラも必要な場合
どちらも防犯カメラには対応していますが、違いは画面の大きさです。
カメラ映像を確認する際に、7インチのモニターはあった方が良いと感じます。
2階建住宅
平屋住宅とは逆に、2階部分がある為インターホンに対応する為に1階へ降りるというのは面倒なものです。
その点ワイヤレス子機があれば
- 玄関に出る必要のない来客は2階から動かなくてよい
- 玄関に出る必要のある来客でも「話しながら降りて行ける」
- 子どもの帰宅等玄関の鍵を解錠するだけならワイヤレス子機からでもできる
この様に、あると無いでは大きく生活に変化があります。
モニターサイズの5型と7型の違いは平屋住宅と同じ様に監視カメラが必要か否かです。
監視カメラを取付ける場合は、7型が圧倒的にオススメです。
施工時の注意点
これらの便利機能を使用する際には、施工においても注意点があります。
施工業者(ハウスメーカー等)が忘れていて使えない…なんて事にならない様に気をつけましょう。
外でもドアホンを使用するには、インターネット環境が必須です。
最近のモバイルと違いドアホンは有線LAN接続が必須なので施工時にLANケーブルの配線を忘れない様にしてもらいましょう。
防犯カメラには無線カメラと有線カメラの2種類があります。
おすすめはやはり通信エラーが起こり難い有線LAN接続となります。
外でもドアホン同様に有線LANの配線をお願いしましょう。
電気錠を使用するには以下の2点に注意が必要です。
- 玄関扉が電子錠に対応している
- ドアホン~玄関扉まで信号線及び電源線を配線する
特に打ち合わせが十分ではなく、玄関扉が付いた後によく見たら対応してなかったという現場も決して珍しく有りません。
しっかりと要望を伝えて「電気錠を使いたい!」旨を伝えましょう。
まとめ
いかがでしたか?
たかがインターホン。されどインターホン。
今回はPanasonic製のインターホンをメインに紹介しましたが、他社でも面白いインターホンはありますよ。
様々な家電や住宅設備がインターネットに接続可能になり、できる事が大幅に増えています。
外出先でも対応できる+電気錠は使うと病みつきですよ
新しい知識にアップデートして、せっかくの新築・リフォームに活用して頂けたらと思います。
ではまた!